何か手作りしていると、こんなの欲しい!と、オーダーを依頼されることがありますよね?
相手の好みのデザインや色合い、サイズ、素材、どんな場面で使いたいのか?など色々とお聞きして試作すると思うんです。
それはそれで、形の無い物を相手にわかるように説明する作業が大変なんですけど、
実は修理の方が大変なんですね。
今までもHPを見て、修理して頂けるかも?と思って電話させて頂きました。
と、全く面識のない方から依頼されたこともありました。
困っていらっしゃるので私に電話されてきたと思うと、何とかしてあげたいと思うんだけどひやひやします。この時は無事に修理出来て喜んで頂けました(*^▽^*)
今回は以前からお世話になっているお店からの依頼だったので、ちょっと安心。
作品を見て私に修理可能かを確認させて頂いてから、引き受けることにしました。
どこを、どんな風に、修理して欲しいのか?
まずは、どこをどのように変えてほしいのか? を当たり前だけど確認するんです。
例えば【ネックレスを長くして欲しい】 という時
「胸のあたりにくるくらい長くして欲しい」
では、客さんの身長がわからないから、何cm長くするのかわかりませんよね?
「全体に〇〇㎝長くして欲しい」
まあ、いい感じですが、ネックレスのデザインによっては、両端を長くするのか
全体的にすこしずつ長くするのか? わかりませんね。
こんな風に「長くする」と言っても、デザインとのバランスがあるので難しいです。
お店の方やお客さんは、そのあたりのことは素人なんでわからないことが多いんです。
だから、こちらから提案してあげることが大切になりますね。
「言われた通りなおせばいい」ってもんじゃないんですよ~(笑)
素材、時間、費用のこと
そして、修理をして貰う時に気になるのが、
どんだけ費用がかかるの? ってことだと思います。
モノによっては費用が商品と同じくらいかかってしまう事もあると思いますよ。
私の場合は、一旦持ち帰り、デザインを考えて分解作業をしてから、お店の方にお伝えしています。
ここはこういう作りになってる、だろうな(あくまで想像)と思っていて、分解してみると違った! なんてこともあります。
手間のかかり具合で、作る時間や工賃が変わりますからね。
ブティックで扱ってるアクセサリーは外国製が多いので、その辺は気にしてます。
素材は、商品の質を損なわないようにチョイスします。
そして、長くする場合は重さも考えます。
私が修理をしているお店の客層が、50~70歳なのであまり重くなると負担がかかると思うので、気をつけています。
~作業に入ってから完成まで~
私がしている事は、考えたデザインで作って写真をお店の方に送って確認してもらうこと。
イメージしているのと実際に見るのとは違うから、見て貰うのが一番だと思ってます。
でも、完成イメージが明確じゃないお客さんには、何度も確認することが、かえって不安にさせる場合もあるので
臨機応変でいいと思います。
◆ボディートルソーにかけてみて、少し離れてバランスを確認
◆重さを確認
◆写真を撮ってお店に送る
こんな感じです。
1回で済めばいいですが、この工程が何回も続く場合もあります。
ある程度の期間で決めてしまうのがいいんでしょうけど、難しいですね。。。
最初に決まり事を作って、お店の方と決めておくと後で問題にならないと思います。
お店の方との信頼関係が、何よりも大切ですね(^_-)-☆
納品の時は
いよいよ完成するな、という頃にお店に連絡して納品日時の確をしておきます。
送る場合は、いつ頃着くかもお知らせした方がいいと思います。
私は基本的に自分の歩ける範囲でしか修理を受付けないことにしてるので、郵送はありませんが。
「〇月〇日 ☓☓時」 納品に伺いたい日を数日お伝えして、お店の方の都合をお聞きしてます。
候補を数日伝える場合、お店から候補日を伝えてもらう場合、どちらもあります。
破損しないように丁寧に梱包して、時間に遅れないように。
そして忘れてはいけないのが
◆請求書
◆領収書
お店によっては全て振込みのこともありますが、修理代くらいなら現金で支払うお店もあるyので、
白紙の領収書と印鑑を持参しておくのがいいと思います。
私は常に持参して行きます(^-^)
長々となりましたが、修理って意外と大変なんです。
明日は、今回修理したネックレスの作業をお披露目しまーす。
本日のコボ先生のつぶやき♪
あ~、桜も満開でぽかぽか陽気で、新入社員も入社式があったりして、
なんか動きたくなるな~。
日曜から3日間、大阪はお天気悪そうだし明日の土曜は、お花見日和ですね♪♪